復縁本というものが沢山出版されています。
復縁を本気で叶えたいなら、自己流ではなくて、それなりの理論武装が必要だと思いい、20~30冊ほど本を読み、そうすると、大体の本の内容は言い方は違っても似ているなということがわかりました。
- 著者が男性の場合:男性目線で男性心理を解説しているので、男性でないとわからない男の生態は非常に参考になるが、復縁したくて苦しい女性心理への配慮は少なめ
- 著者が女性の場合:女性目線で女性心理に寄り添いつつ、男性心理を意識した具体的な行動が書いてあるし、気を付けるべき失敗ポイントも女性ならではの寄り添い方
そこで、男性著者から「男」を学び、女性著者から「女の失敗」を学び、両方のおすすめ復縁本をピックアップすることにしました。
おすすめ復縁本1『どうしても忘れられない彼ともう一度つきあう方法』ANNA著
著者のANNAさんは学生時代からホステスとして働き、なんと5000人の男性と話した経験があり、男性に対するインタビューや観察、研究などによって独自の恋愛法則を発見されたそうです。
この本は、ANNA さんが数多くの復縁経験者への取材をされ、たくさんの復縁男性データを取った上で、復縁成功へのステップが具体的に示されていますが、「復縁しやすい体質」と「復縁しやすい行動」というのがとてもわかりやすく、心から納得した上で実行しやすいものでした。
ANNAさんは女性ですが、本当にたくさんの男性に取材されているので、男性心理にもとても詳しく、女性が勘違いしている男性像についても詳しいので(ここが女性ならではの視点だと思いました)、自分自身の勘違いの数々を振り返ることができて、もっと早く読んでおけば、別れずに長く付き合えたかもしれないと思ったほど。
そしてANNAさんが何より重視しているのは、復縁は過去の幸せだった二人に戻るのではなく、成長した自分が、復縁したい相手と「新しく出会い直す」ことが重要ととらえ、女性が失恋したときより外見、内面ともに成長して、まさに「新しい女」に生まれ変わるということにフォーカスしています。
確かにたとえ別れた時のままの自分で復縁できたとしても、それは一時的な感情で元に戻ったように見えるだけで、二人が別れるに至る数々の問題点は未解決なままなので、またすぐ別れがくるんですよね(経験済)。
新しく出会い直すまで、何度も読み返して自分を奮い立たせたいと思える大好きな本です。
おすすめ復縁本2『振り向いてくれない彼に1ミリも迫らないで恋に落とす本』ぐっどうぃる博士著
ぐっどうぃる博士は「恋愛ユニバーシティ」という恋愛サイトを主宰されている超有名な恋愛カウンセラーで、女性からの恋愛相談件数も数万件なのだそうです。
ぐっどうぃる博士は男性で、男性心理をとても詳しく解説されているので、復縁する際に対峙する相手である「男性」を知るために、必ず一度は読むべきで、この本を読んで男性を知るのと知らないのでは、その後の恋愛活動に雲泥の差が出そうだと思いました。
ただぐっどうぃる博士の復縁方法は、男性から見るとそれが成功する近道なのだとしても、女性(特に私のようなヘタレ)には、厳しいと感じる点も多々あります。
行動としては上記のANNAさんも、ぐっどうぃる博士も同じことを提唱していますが、言い回しなどがANNAさんのほうが優しくて、ぐっどうぃる博士はもっと理論的というか無機質というか、だからこそ刺さる部分もとても多かったですが、好みが分かれそうで、私はANNAさんのほうが寄り添ってもらっている感じが、失恋したての傷ついた心には沁みました。
少し元気になって、絶対復縁するぞ!と闘志が湧くくらい元気になってから、ダンジョン攻略本的な位置づけで読み込んで「男性」を頭に叩き込むのに最適かなと思いました。
おすすめ復縁本3『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』二村ヒトシ著
著者の二村ヒトシさんはAV監督という、それだけでも興味津々だった本。
しかし、実際の本の内容は「心の穴」と自己受容に関するとても深い洞察に基づく恋愛論でした。
恋愛は親子関係のやりなおし、というのは心理学について触れている恋愛本ではよく見かける記述ですが、それをこれほどすんなり理解できたのはこの本だけです。
恋愛の苦しさは自分が悪いわけではないが、他の誰かが何とかしてくれるものでもない。
これが心の底から腑に落ちれば、きっと二度と苦しい恋愛をすることはないのではないか。
この本も決して復縁のテクニックが書かれているものではなく、むしろ、「あれ?彼と復縁しないほうが幸せかも?」って思うほど、恋愛に逃げていた過去の自分が浮き彫りになりました。
「自分を受容できるようになるための7つの方法」は、内容を忘れないように、いつでも読み返せるように、小さなメモにして、お財布に携帯しています。
いざ、その場面になるとすっかり忘れて、「あ、また自分を傷つけてしまった」と思うことも多々ありますが、そう思い出せることこそ、自己受容の一歩かなと思っています。
手に入らないものを手に入れようとする「努力」が「あなたを苦しめる」なら、それは欲しがらなくていいもの
勝手に引用してしまいましたが、復縁活動が苦しくなってしまったとき、最後に自分に囁こうと思った言葉です。
苦しいなら、それは欲しがらなくていいもの。